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ナチスと隕石仏像 SSチベット探検隊とアーリア神話 (集英社新書) [ 浜本 隆志 ]

集英社新書 浜本 隆志 集英社ナチストインセキブツゾウ/エスエスチベットタンケンタイトアーリアシンワ ハマモトタカシ 発行年月:2017年07月14日 予約締切日:2017年07月13日 ページ数:256p サイズ:新書 ISBN:9784087208924 浜本隆志(ハマモトタカシ) 1944年香川県生まれ。

関西大学名誉教授、ワイマル古典文学研究所、ジーゲン大学留学。

ヨーロッパ文化論・比較文化論、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 秘境チベットへ派遣されたナチス親衛隊/第2章 「隕石仏像」をめぐる対立する見解/第3章 「隕石仏像」の各パートの考察/第4章 チンガー隕石の入手経路と制作年代/第5章 秘境チベットの隕石信仰、鳥葬、探検家ヘディン/第6章 ヨーロッパの人種主義の生成/第7章 ナチスの人種主義とアーリア神話の成立/第8章 狂信的人種主義者ヒムラー/第9章 ナチスのシンクタンク:アーネンエルベ(ドイツ先史遺産研究所)/終章 第三帝国の最終戦争と人種主義の破綻 二〇一二年、「宇宙から来たブッダ」というタイトルで、シュトゥットガルト大学のグループが、学会誌「隕石学と宇宙科学」に論文を発表した。

それによると、アーリア民族のルーツ調査のため、かつてナチス親衛隊(SS)長官ヒムラーが、第二次世界大戦前夜の一九三八年にチベットへ探検隊を派遣した。

その折、かれらが発見し、持ち帰った仏像が隕石製であったという、驚くべき鑑定結果が報告された。

胸に「卍」が刻まれたこの仏像の真贋と秘められた現代史に、探検隊の踏査行と仏像、ナチス思想を検証することで迫る、アカデミック・ドキュメンタリー。

ナチスの闇が、ここに眠る。

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